養育里親の様に、比較的長期間子どもを預かるのではなく、施設に入所している子どもや地域で生活する子どもを数日間だけ預かる「短期里親」というカタチがあります。
短期里親の種類
短期里親にも、いくつかの種類があります。
まずは、あなたが出来そうなカタチから始めてみませんか?
〇週末・季節里親
・週末や夏休みなどを施設の子どもと過ごす里親
〇ショートステイ
・地域の子育て支援として、少しの期間子どもを預かります。
〇レスパイトケア
・里親の休息のため、他の里親が子どもを預かります。
〇一時保護
・緊急に保護が必要な子どもなどを、一時保護所に代わり預かります。
週末・季節里親
施設(児童養護施設や乳児院)で暮らす子どもを、週末や夏休みなどの短い期間、家庭に迎え入れる里親。
>里親登録をせずに実施することもできます。
>学校等の休業日に短い期間で実施します。
>一日の生活費相当額が支給されます。
>「ふれあい里親」と呼ばれることもあります。
*自治体によって呼び方が異なります。
▶週末・季節里親の該当者
・奈良県里親会の会員・里親登録者及び準ずる者
・各当該施設から「ふれあい里親推薦書」によって推薦のあった者
・各所管児童相談所がふれあい里親として適当と認める者であって「里親基礎研修」を受講した者
*奈良県においては、里親登録をしていただいた方を中心に、実施していただいています。
▶週末・季節里親を実施できる期間
・原則、学校や幼稚園の休日
・1回につき日帰り以上6泊7日以内
▶週末・季節里親に支給される費用補助
・週末・季節里親として子どもを預かった里親には、年度毎に定める一日分の生活費相当額が支給されます。
*費用については、他の種類の里親とは大きく異なります
ショートステイ
地域の子育て支援として、少しの期間子どもを預かります。
>市町村から委託を受けて、地域の子どもを預かります。
>市町村が定める費用が支給されます。
▶ショートステイ受け入れの該当者
・里親(養育里親・養子縁組里親)登録している者
・管轄する市町村にショートステイの受け入れが可能として申請を出している者
▶ショートステイを実施できる期間
・ショートステイ…1泊2日~6泊7日程度
・トワイライトステイ…1回につき、夜間4時間程度
▶ショートステイ受け入れに支給される費用補助
・ショートステイで子どもを預かった里親には、市町村が定める費用が支給されます。
*費用については、他の種類の里親とは大きく異なります
レスパイトケア
養育中の里親の休息のため、他の里親が子どもを預かります。
▶レスパイトケア受け入れの該当者
・里親(養育里親・養子縁組里親)登録している者
*その他ファミリーホームや施設でも実施
▶レスパイトケアを実施できる期間
・日帰り~1週間程度
*児童相談所町長が必要と認める日数
▶レスパイトケア受け入れに支給される費用補助
・レスパイトケアとしての子どもを預かった里親に対して、児童福祉法による児童入所施設措置費等国庫負担金より、費用が支弁されます。
一時保護
緊急に保護が必要な子どもなどを、一時保護所に代わり預かります。
▶一時保護受け入れの該当者
・里親(養育里親・養子縁組里親)登録している者
*その他、ファミリーホームや施設でも実施
▶一時保護児童を預かる期間
・数日~数週間程度
*ケースによって、長くなることもあります。
▶一時保護受け入れに支給される費用補助
・一時保護児童を預かった里親に対して、児童福祉法による児童入所施設措置費等国庫負担金より、費用が支弁されます。
▶里親制度についてもっと知りたい方は、里セツにご参加下さいませ。
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